仮想通貨『Zcoin(ゼットコイン/XZC)』Zcashとの違いは匿名性をあえて部分的にしている点

Zcoinは、2016年10月6日に公開され、XZCの通貨記号で表される匿名性仮想通貨です。Proof of Workを採用し、Lyra2REというアルゴリズムによって作られた暗号通貨で、最大発行枚数はビットコインと同じ2100万枚となっています。

ブロックチェーンに記録された取引記録は、ビットコインでは公開されているので、取引を行った個人を結びつけることが技術的には可能です。

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Zcoinでは、自由な暗号通貨取引が出来るように匿名性を重視した設計を行っているので、ゼロコインプロトコルにより財務プライバシーを保護しています。全てを完全に秘匿化してしまうと、万が一改竄が発生した時に気づけません。

そこで、取引量のみ匿名化しないという手法により、安全性を確保しています。

※『XZC』のチャート(2018年02月23日 13時37分時点)

Zcoin(ゼットコイン/XZC)の歴史について

Zcoin(ゼットコイン/XZC)の歴史について
Zcoinが公開された2016年には、既に世界中に広まっていたビットコインが仮想通貨の世界では有名になっていました。価値の上昇と共に仮想通貨取引を行う上で、個人情報漏洩対策をいかに行っても財務プライバシーの確保が難しいことが判明したわけです。

仮想通貨は暗号アルゴリズムを採用しているので、暗号通貨とも呼ばれていますが、取引履歴について公的台帳へ転送される仕組みにより秘匿性を持たせることには限界があります。暗号通貨に秘匿性を求めて誕生したものが、ZcoinとZcashというわけです。

秘匿性を重視した設計を行った暗号通貨であっても、どの部分に秘匿性を持たせているのかは各々異なります。暗号通貨取引を安全かつ匿名性を持たせることを重視して設計されています。

ZcoinとZcashを比較すると分かりやすい

匿名性暗号通貨として誕生したZcoinは、財務プライバシーを守るように設計されていますが、同時に不正アクセスに対する対処方法も含んでいます。

Zcoinでは、ゼロコインテクノロジーを採用して、取引履歴について送り手と受け手の個人情報を保護する仕組みであって、送付量のみ隠さないという仕組みです。

一方、Zcashは完全秘匿性暗号通貨ですから、いくら送金したかという仮想通貨の取引量についても分かりません。また、匿名性を保つためのスキームとして、ZcoinはRSAアキュムレータを採用し、Zcashは2014年に開発されたばかりのzk-SNARKを採用しています。

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Zcoinは一部秘匿性のある仮想通貨として設計されていることに対して、Zcashは完全匿名性仮想通貨を目指している違いがあるわけです。

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トランザクションの履歴が完全に削除される

プライベートトランザクションとアドレスを使用することで、完全匿名性を持たせることが可能ですが、Zcoinでは敢えて行っていません。

なぜなら、全てを完全に隠すことは、取引途中で改竄が発生しても気づけ無いからです。取引量を敢えて隠さないことにより、異変に早期に気付くことが出来るので、完全秘匿性仮想通貨よりも信頼度が増します。

完全に取引を隠すことなく、トランザクションの履歴が完全に削除されることで、安全性を高めている方法です。

Zcoin(ゼットコイン/XZC)の特徴とは?

Zcoin(ゼットコイン/XZC)の特徴とは?
暗号通貨は、公開された後も開発社により機能が実装されて、時にはハードフォークも発生して価格の上昇を招きます。

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いかにして財務プライバシーを守り抜くかという点に注力して開発されたZcoinは、完全匿名な暗号通貨ではないものの、不正の疑いが出た時に利用者がすぐに気付ける仕組みを採用しています。

送金量を敢えて非公開としないことにより、送金者と受取者のうち1方がおかしいと気づいて被害が広がらない工夫がされているけです。

トランザクション履歴を完全に削除することで、財務プライバシーが漏洩するリスクを回避しつつ、取引に際して不審点が見つかりやすい仕組みを採用しています。ビットコインや他の有名な仮想通貨で起きている問題点を考慮した上で設計されています。

ゼロコインを実装しているから安全

Zcoinは、ゼロコインプロトコルを実装しており、ゼロ知識証明を使用することで、送金者と受取人に関する金融取引情報の漏洩を起こさない仕組みを採用しています。

Zcoinでは、ゼロ知識暗号を生成することにより、ゼロ知識証明を使います。ゼロ知識証明を用いれば、特定の取引明細書が真実であるということのみを伝えることで、真実性を証明出来る仕組みです。中身を明かさなくても良い分だけ匿名性を維持できるわけです。

MTPマイニングアルゴリズムを導入している

Zcoinでは、Merkle Tree Proof(略してMTP)と呼ばれるマイニングアルゴリズムを導入しています。

PoWアルゴリズムとしてLyra2REを採用し、PoWにありがちな特定のASIC専用機によるマイニングが出来ないように対ASICコードが導入されており、特定のマイニング集団に集中しすぎないよう工夫されています。

PoWでは、特定のマイナーによりマイニング成果が集中してしまうと、他のマイナーが排除されてしまうというセキュリティー問題があるので、予めZcoinではMTPマイニングアルゴリズムを導入することで、マイニングの平等化を図っているわけです。

『XZC』を取り扱っている主な取引所一覧

■国内取引所

  • なし

■海外取引所

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アルトコインの取引は『バイナンス』がお得!!

国内取引所の多くは、アルトコインの取引時に手数料が上乗せされています。その時のボラティリティ(流動性)でその手数料は変動するのですが、約3%~10%だと言われています。

『Binance(バイナンス)』という海外取引所を利用すれば、手数料は一律0.1%で済みます。※バイナンスは2017年12月時点で取引量世界一です。

例)
手持ちのXRP(リップル)を売ってETH(イーサリアム)を購入する場合

■国内取引所

  1. XRP売却(3%~10%マイナス)で日本円に戻す
  2. 日本円でETH購入(3%~10%マイナス

XRPをETHに変更するだけでも6%~20%マイナスになってしまいます。

■Binance(バイナンス)

  1. XRP売却(0.1%マイナス)でBTCに戻す
  2. BTCでETH購入(0.1%マイナス

Binance(バイナンス)の場合、0.2%で抑えることができます。

更に、Binance(バイナンス)独自のトークンであるBNBを利用すれば、手数料を半額にすることが可能です(0.1%の半分なので0.05%)。

また、取り扱っている仮想通貨の種類も2017年12月時点で約85種類あり、現在も速いスピードで様々な仮想通貨を上場させています。メアドさえあれば登録は可能なので、利用しない手はないと思います。

▼公式サイト▼
https://www.binance.com/

※2018年1月現在、バイナンスは新規登録者の制限を行っている時間帯があります。登録できない場合は、時間をおいて公式サイトを確認してみてください。

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