OmiseGO(オミセゴー)は、2017年6月に資金調達が終わったばかりの比較的新しい仮想通貨です。
東南アジア圏をメインターゲットにしていてローカル的な盛り上がりが強いも特徴です。
ただし、東南アジア自体の経済成長率の多さから資金が流入しており、価格が高騰する場面も見られます。
ローカル色が強いのは、東南アジアには銀行口座もクレジットカードも所有していなくても、スマホはもっているという層がいるからです。
普段は現金取引が中心で、たまに決済に電子マネーなどを使う形になります。OmiseGO(オミセゴー)は銀行口座がなくても購入が可能で、取引手数料が安いのが魅力です。
スマホにチャージして使う感覚で利用できる仮想通貨になっているのです。
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Contents
OmiseGO(オミセゴー)の歴史について
OmiseGO(オミセゴー)は2013年にタイに設立されたOmise(オミセ)が開発した仮想通貨です。イーサリアムをベースにした仮想通貨であり、東南アジアで利用可能な場所が急激に広まっています。
社名や通貨名にオミセが入っているのは、CEOを日本人が勤めているためです。2017年6月に資金調達を終え、プレセールは全て売り切れる盛況となりました。
東南アジア圏は銀行口座やクレジットカードはもたず、スマホだけはもっているという層が相当数居ます。
OmiseGO(オミセゴー)はそういった人々が自由に使える決済サービスを開発しようと作られた仮想通貨であり、地域に根ざした展開を行っています。
タイのマクドナルドでタイアップをするなど、ローカルでは非常に知名度の高い仮想通貨になっているのです。
決済の自由が少ない人のために開発された
OmiseGO(オミセゴー)はイーサリアムをベースに作られた仮想通貨で、決済の自由が少ない人のために設計されています。
東南アジアでは金融システム網が十分に発展しておらず、銀行口座やクレジットカードをもっていない人が多いのです。
しかし、スマホの普及は進んでいるため、電子マネーや仮想通貨を使った決済などは一般的になりつつあります。
また、東南アジアの国で国境を越えて働きに出る人や旅行に行く人は通貨の違いが不便さにつながりがちです。しかし、仮想通貨の決済を使えば、両替の手間や手数料を節約できます。
OmiseGO(オミセゴー)を購入するだけで、行動範囲が広がるのです。
マクドナルドとタイアップするなど話題性も豊富
OmiseGO(オミセゴー)は知名度アップのための様々な取り組みを行っており、タイのマクドナルドとタイアップを行うなど精力的に活動しています。
Today we formally confirmed our relationship. It was very good strategic conversation with CEO of McD Thai for more collabo. #Omise #OmiseGO pic.twitter.com/XwXSvsWg36
— JUNΞ (@JUN_Omise) August 30, 2017
また、無償でOmiseGO(オミセゴー)の配布を行うエアドロップ(Airdrop)なども行っていて、少しでも多くの人の手に渡るように配慮しています。
政府機関などが利用することも視野に入れられているのも特徴です。
アドバイザーをイーサリアムの開発者が勤めるほか、日本の大手金融機関が支援をするなど将来性の高さもポイントになっています。
OmiseGO(オミセゴー)の特徴とは?
OmiseGO(オミセゴー)はスマホにデジタルマネーをチャージする感覚でウォレットに入金し、様々な場所で利用できるのが特徴です。
国をまたいだ決済などにも便利で、手数料を節約できるように配慮されています。もともと銀行やクレジットカードをもっていない人の決済サービスとして作られているため、普及する可能性が高いのもポイントになっています。
銀行振り込みができないかわりにOmiseGO(オミセゴー)で振込みを行うケースなども考えられます。
最寄りの銀行までの距離が日本とは桁違いになるケースもあるため、モバイル決済ができるかどうかで生活の利便性が大きくかわる場合があるのです。
普及の可能性が高いのが最大の特徴
OmiseGO(オミセゴー)はニーズにマッチしたシステムを構築しているため、普及の可能性が高いのが特徴です。
東南アジア圏は日本のようにどこでも決済システムが選べる自由度がなく、現地通貨か仮想通貨しか扱えない場合があるからです。
また、銀行口座や仮想通貨の口座をもっている場合は、リアルタイムでOmiseGO(オミセゴー)を購入し、その場で決済を行うことも可能です。
陸続きで通貨が違う国も多いため、決済の利便性は重要になります。また、記録が残る取引手段を求めてOmiseGO(オミセゴー)を求める人が増える可能性もあるのです。
ベースになるイーサリアムは非常に拡張性が高いのもポイント
OmiseGO(オミセゴー)のベースになるのがイーサリアムです。
イーサリアムは証券情報や不動産の権利情報など、様々な情報を取引情報として加えることができます。仕組みを発展させれば納税状況や保険料の支払いなどの記録も可能で、税の納め忘れや徴収漏れなどが発生しなくなる可能性もあります。
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OmiseGO(オミセゴー)は政府機関が利用することも前提にオープンソースで作られています。
仕組みなどの情報が公開されているため、国が有用だと判断すれば納税に便利な政府お墨付きの仮想通貨として普及する可能性もあるのです。
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