LODE(ロード)は金の現物取引をより安全に、効率化するためのプロジェクトです。仮想通貨と金の情報を結びつけ、金の流通をスマート化することで余分なコストを省き、適正な価格で取引ができるようにすることが目的です。
金と仮想通貨を結びつける仮想通貨のプロジェクトといえば、DigixDAO(ディジックスダオ)を思い浮かべる方もいると思いますが、LODEは流通をスムーズすることを主な目的にしているのが特徴です。
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プロジェクトが成功すれば、自宅に眠っている金などの宝飾品も適正価格で売買が可能になり、金の価値自体が上昇する可能性もあるのです。
▼公式サイト▼
https://lode.network/ja/
Contents
LODE(ロード)の主な特徴
LODEの主な特徴は、仮想通貨と現物の金の情報を結びつけていることです。金は非常に希少価値が高い金属で、『有事の金』と言われるほど価値が変動しにくいことで知られています。
戦争などで国の法定通貨が下落しても金の国際取引の価格は変動しません。そのため、安全資産として好まれているのです。
金は鉱山から採掘され、有用な成分を抽出するなど複数の工程を経て始めて市場に流通します。注意したいのは、金の輸送には大きなコストがかかるということです。
LODEは鉱山で採掘された金の量の情報なども含めて情報を結びつけ、金の輸送を最低限にすることで金の価値を守ろうとしているのが特徴です。
また、金の情報とLODEの情報が結びついているため、LODEの価値が変動しにくく、相場の急変などに強いことも魅力になっています。
経済の変動に強いのが金の特徴
金は非常に希少な金属で、宝飾品のほか電子部品などにも使われています。電気を通しやすく劣化しにくい金は精密機器との相性がよく、パソコンやスマートフォンにも利用されています。実用面でも価値がある金属なのです。
金の需要は世界各国で存在し、安全資産として保有する人間が多いのもポイントになっています。円やドルといった法定通貨は政治の事情や経済動向によって価値が大きく変化することがあります。
また、土地なども同様に国内の経済状況を反映します。そのため、国の経済が大きく減速してしまうと、価値が失われやすくなる場合があるのです。
しかし、金の場合は世界各国で需要があります。国の経済力などに関わらず、世界の需要を標準に価格を決めることができるのです。そのため、国内の資産が減った時に備えて金を保有し、資産を分散させる投資家が多いのです。
LODEは安全資産としての金の価値に注目し、仮想通貨と結びつけるプロジェクトの一つなのです。LODEは金の価値と紐づいているため、LODEを処分すれば同じ価格の金にかえることができます。
実体がつかみ辛いことから価格の高騰や下落を招きやすいのが仮想通貨の特徴ですが、LODEは金と紐づいているため価値の急変動が起こりにくい仮想通貨にもなっています。
金の流通を効率化することで価値を高める
金は輸送にお金がかかるのがネックです。金自体の重量が重いだけでなく、希少価値が高いことから常に盗難に対するリスクに備える必要があるのです。
金を輸送する際は警備を厳重にする、万が一盗まれた際の保険を用意するなど、多くのお金がかかります。そのため、金の価値に人件費などが上乗せされてしまい、実際に保有する人の金の価値が減ってしまうことがあるのです。
流通コストの高が金の実際の価格をわかりにくくしていることもあります。金を売却する場合は買取専門店や専門機関を通して売却することが多くなります。
しかし、買い取り専門店は人件費など発生するため金を安く買わなければ赤字になってしまいます。そのため、購入時に人件費の上乗せで目減りした金が売却時にさらに目減りしてしまうということも珍しく無いのです。
LODEは鉱山で採掘された金の情報からその先の流通まで、ありとあらゆる金の情報が結び付けられています。極端な例を持ち出せば、採掘したばかりでまだ金に精製されていないものも含め、その時のレートを元に取引できるようになります。
市場に流通する金の量が増えるだけでなく、輸送にかかるコストをカットできるのがポイントです。実際にLODEを金に引き換える取引を行わなければ、金の輸送自体を減らすことができます。
また、金の情報を集積することで、買取にも利用することができるようになります。自宅に眠っている貴金属を売却し、LODEに変えることも可能になるのです。
最低限の人件費を除いた純粋な金の価値を土台に、自由に金の売買をできるようにすることがLODEの目的であり特徴なのです。
LODE(ロード)の調達予定金額や価格
LODEの構想を実現するためには、莫大な資金が必要になります。プログラムの開発だけでなく、LODEを維持するための人材確保など様々な費用が必要になるからです。LODEはまだプロジェクトが発足し、ICOを迎える段階になります。
売り出しの数量や価格はすでに決まっていて、最低金額が集まらなかった場合はプロジェクト自体が中止される恐れもあります。一方で、想定以上の申し込みが合った場合は、LODE公開後にさらに価格が高騰する可能性もあります。
売り出しの上限額が6千万ドルと非常に大きく、日本円換算で60億円以上の資金を集める可能性もあります。非常に規模が大きなプロジェクトだけに注目度は高くなっているのです。
LODEの調達上限額は6千万ドル
LODEの調達上限額は6千万ドルで、ハードキャップとして設定されています。ハードキャップとはこれ以上注文が入っても売らないと言う目安で、数量の上限設定になります。
LODEのICOは3段階に分かれていて、最終的に1千万ドル以上の資金を集めた場合はプロジェクトが成立し、開発などの工程がスタートします。
1千万ドルの資金が集まらなかった場合はプロジェクトが不成立となりますが、この1千万ドルという数字がソフトキャップと呼ばれる最低限の数字になります。LODEの価格は、1LDG=1USD(アメリカドル)に設定されています。
ICOのステージ2では、10LDGから購入が可能なため最低購入金額は10ドルからとなります。初期のステージであれば金額が高くなり、プロテクションセール時には最低5万ドル以上のLDG購入が求められます。
プロテクションセール時の金額は高くなりますが、実際にLODEが発行された際に80%のボーナスが貰える仕組みになっています。
パブリックセールのステージ1で千ドル以上の購入が求められ、ボーナスが40%に減り、最終的なセールであるパブリックステージ2で10ドル以上の購入になり、ボーナスは20%まで落ち込みます。
初期に購入しようとするほど最低購入額が大きくなり、ボーナスも増える仕組みなのです。
▼公式サイト▼
https://lode.network/ja/
LODE(ロード)のICOスケジュールや今後のロードマップ
LODEのICOは2018年2月15日より開始予定です。プロテクションセールからの開始になるため、2月15日の開始時に購入したい場合は最低でも5万ドル以上の資金が必要になります。さらに、応募者が多い場合は購入できない可能性もあります。
次に、3月15日からの2回目のセール、5月15日からの3回目のセールにわかれます。開発と平行して取引所で取引ができるようになる予定で、ロードマップでは2018年10月からの取引を目指していくことになります。
最終的な公開は2020年の予定で、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、対応エリアも広げていく計画になっています。
セール期間は約半月から1ヵ月
LODEのICOの第一回目は2月15日から2月28日にかけて行われます。最低購入額が5万ドル以上、上限額は2千万ドルに設定されています。第二回目は3月15日から3月28日までで、最低購入額が1000ドル以上、こちらも上限額が2千万ドルになっています。
第三回目のセールは5月15日から6月14日までと期間が長めになっています。
最低購入額が10ドル以上、上限額は2千万ドルになります。それぞれのボーナスの水準が異なるため、購入を検討するのであればどこで購入するかも大切です。
システムの開発と平行して取引もできるようになる
LODEの特徴の一つが、ICOでトークンを販売し、開発が完了する前に仮想通貨の取引所で取引できるようにする計画があることです。仮想通貨の開発期間が長いのはマイナスで、投資家が離れる原因にもなります。
LODEの価値を維持するためにも流通のための工夫や戦略は不可欠で、2018年10月の取引を目指すことがロードマップにも記されているのです。
資金を集めても開発に失敗した仮想通貨が存在するため、プロジェクト完結の前に取引できるのはリスクを軽減する意味でも大きなポイントになります。
LODEの完成と公開は2020年で、対応エリアは順次広がっていく予定になります。LODEを金に交換するためには、金の輸送を行うか、提携機関と協力して金を代理で拠出してもらう必要があります。
そのため、ヨーロッパ、アメリカ、アジアとパートナーシップを拡大していくこともロードマップ上に記されているのです。
※ICOへの参加は自己責任でお願いします。
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