Gas(ガス/GAS)はNEO(ネオ)と呼ばれる仮想通貨の使用料や報酬として使われるトークンの一種です。そのためNeoGasと呼ばれることもあります。
頭にわざわざNeoを付けるのは、イーサリアムにGasという手数料の支払いシステムが存在するためです。ガスを使ってイーサリアムというシステムを動かすイメージを持つと分かりやすくなります。
NeoGasもNEOを動かすための仕組みで、動作を保つための燃料のような役割を果たしています。
仮想通貨でGASと言えば、NeoGas、イーサリアムの開発や支払いの中でGasと言う言葉が出たら手数料を意味する仕組みだと覚えると簡単です。
イーサリアムのGasは仕組み上のものであり、用語の一つになっているのです。
※『GAS』のチャート(2025年03月28日 01時01分時点)
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Gas(ガス/GAS)の歴史について
取引ができる仮想通貨、トークンとしてのGasは2017年7月から取引が可能になりました。
仮想通貨NEOの使用料などとして使われるのが特徴で、NEOでシステムを構築した場合は報酬として支払われることもあります。
あくまで使用料などとして使われるトークンであるため、長所などは全てNEOに依存します。価値もNEO次第と言う形になり、Gas単体では価値を持たないことになります。
NEO自体は中国版イーサリアムとも言われる非常に高度な仮想通貨であり、中国市場にダイレクトにつながっていることから大きな注目を集めました。
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しかし、中国の仮想通貨規制の中で価値の低下を免れず、再浮上のきっかけをつかめないでいます。投資対象として難しい面があるのです。
NEOを利用するためのトークンの一つ
GasはNEOを使うためのトークンの一つです。NEOは中国版イーサリアムとも言われ、非常に拡張性が高く、先進的な機能を詰め込んでいるのが特徴です。
世界中の仮想通貨に実装されている機能をほぼ再現できると言われていて、『イーサリアム殺し』という異名がつけられたこともあります。
GasはNEOの取引時に手数料として支払われる他、NEOを使ったシステムを作った人には報酬として支払われます。
NEOの使用者は手に入れたGasをNEOの取引時に消費するか、別途売却するかを選択できる形になります。
仮想通貨の取引所にも上場を果たしていて、独立した仮想通貨のように取引されています。
中国の規制を受けたのもポイントになる
NEOとGasを語る上で欠かせないのが、中国の仮想通貨規制です。大手仮想通貨取引所が相次いで閉鎖され、大きな打撃を与えました。
そのためNEOの価値は大きく落ち込み、再浮上のきっかけをつかめない状態になっています。先見性が高く、柔軟性も高い通貨ですが、中国発の仮想通貨であることがセールスポイントの一つだっただけに打撃も大きいのです。
一方で、Gasは取引所への上場が遅く、大幅な価値の上昇は一時的なものとなっています。価格の変化が比較的落ち着いた状態になっているのです。
発行数自体はNEOの運用に従い増えているため、価格があがりにくくても時価総額が増えている仮想通貨の一つになります。
Gas(ガス/GAS)の特徴とは?
Gasの特徴はNEOの価値に存在を依存していることです。NEOのトークンであるため、NEOの価値がなくなればGasも価値を失います。
逆に見直しの機会が増えれば価値があがる可能性もあり、中国の規制をすり抜けるのか、中国以外で発展を続けるのかに注目が集まっています。
NEOはオープンソースの仮想通貨であり、世界中の研究者や開発者が改良やシステム開発に利用できるのも特徴です。
開発を行った企業が中国(上海)にあると言うだけで、拠点自体はどこにでも移すことができるのです。
Gasを購入するのであればNEOの将来に投資する形になるため、NEO自体を購入した方がいいか比較することが大切になってきます。
開発自体は中国以外にも開かれている
NEOは中国の仮想通貨規制の影響を強く受けましたが、仕組みはオープンソースで世界中に公開されています。開発本社は中国にありますが、拠点を移すことや、外国で開発やサポートを継続することも可能です。
規制の強さよりも将来性にかけて開発者が増えるかどうか、実用的な仮想通貨として広まるかどうかの方が大切なのです。
GasはNEOと価値が連動しているため、先物買いとして投資するかどうかがポイントになってきます。
NEOとの比較が重要になってくる
Gasでもっとも悩ましいのがNEOとの比較です。価値は連動しているものの供給量に違いがあるため、価値の上昇や下落で差が大きく出る可能性があります。
そのため、どちらを購入すれば儲かるのか、リスクが低いのかといった比較が重要になっているのです。
どちらも価値がなくなるリスクがあるため、リスクをどう受け止めるかも大切です。
『GAS』を取り扱っているオススメの取引所一覧
■国内取引所
- なし
■海外取引所
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