新しい仮想通貨ICOであるFountainConnectの事前登録が2018年1月12日17時から始まりました。
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FountainConnect公式HPのホワイトページによると、FountainConnectは世界で無数に行われている寄付活動が不正なくきちんと寄付が行われるような世界を作っていくことを目的としています。
世界には非常に多くの慈善団体があり無数の寄付活動が行われているのですが、その実情とは慈善活動という名のもとに多くの不正が日常茶飯事で行われています。
また、寄付活動による膨大な金額を送金することで高額な取引手数料が発生しており、これらの問題解決し本来の寄付活動が行えるようにするための仮想通貨ICOとなります。
▼公式サイト▼
https://fountain-connect.com/jp/
Contents
FountainConnect(ファウンテンコネクト)の主な特徴
本来、慈善活動であるはずの寄付活動が詐欺目的で利用されたり、寄付活動そのものの問題点である寄付する側とされる側のミスマッチ、本当に必要な物資が届けられていないなど、現在の寄付活動を憂慮するFountainConnectはこれらの問題解決を目的として仮想通貨ICOを実施します。
問題解決のための重要なポイントとなるのがDAG技術の採用とLaylaの運用となり、これにより慈善活動としての寄付が行われるようにします。
簡単に説明すると、これまでの寄付活動には寄付を募り寄付金を取りまとめる中央機関が存在し、中央機関の意思が強く働く可能性があります。
この慈善活動という隠れ蓑を利用して行われる不正行為を分散化テクノロジーにより一掃し、さらに新技術で理想的な寄付が行われるような世界を目指します。
現在の寄付活動の問題点とは?
慈善活動団体による寄付というと、その性質上から最も不正からは遠いものと思われがちですが、そこを狙った詐欺事件や不正行為が驚くほど多く起こっています。
表に出ている問題だけでも枚挙に暇がないという状況ですが、実はいまだ誰も気づいていないような不正も数多く行われていることは想像に難しくありません。
不正や詐欺事件は論外ですが、寄付活動そのものの問題点も多く、せっかくの慈善に満ちた行為も本当に必要なものが必要としている人たちに届けられているのかどうかを知る手段はほとんどないのが実情です。
寄付する側と寄付される側のミスマッチも多く発生しており、良かれと思って寄付したものの寄付された側としては有難迷惑になっていることが少なくないのが実情です。
もう一つの問題点として忘れてならないのは、寄付するにも多額の手数料が発生しているというポイントで、多くの寄付金は海外送金されるため決して安くはない送金手数料が発生しています。
また、国連という名を借りて行われる民間団体による寄付活動にも高額な代理店フィーが発生していることもよく指摘される問題です。
DAG技術とLaylaとは?
この現在の寄付活動の持つ問題点を解決するとして期待されているのがDAG技術とLaylaによる運用です。
DAG技術とは、ビットコインなどの基盤となるブロックチェーンに代わる技術として期待されているもので、現在海外送金などで多額に発生している送金手数料を無料とする新技術です。
誰にも管理されず中央機関を持たない仮想通貨ですから、代理店フィーなどの多くのコストを省くことが期待されますが、DAG技術を採用することで銀行間の送金手数料も無しにすることが可能となり、無駄なく少しでも多くの援助を実現することができます。
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Laylaとは寄付活動に透明性をもたらす機能を備えた自律的な成長を促す寄付のためのプラットフォームです。
慈善活動としての寄付金は、エスクローウォレットにより透明性の高い資金管理が実現し、寄付活動の進行には人工知能「lo」が常時確認を行い、詐欺行為などの不正のないプロジェクトに支援が行き届く仕組みを実現します。
FountainConnect(ファウンテンコネクト)の調達予定金額や価格
仮想通貨FountainConnectのICOはトークンセールであり、3回にわたり資金調達が行われる予定です。
3回とも順調にいった場合の調達予定額は400万ドルで、1ドル=113円として約45億円の予定となりますが、それではどのくらいの価格でトークンを購入できるのでしょうか。
公式HPをみると、FountainConnectのトークンはFTCトークンとなり、ビットコインでの購入となりますが最低購入額は0.00025BTCです。
トークンセールとは?
トークンセールとは、何回かに分けて資金調達が行われることで仮想通貨のICOではよく行われる方法です。
ほとんどのケースでは、早い段階で購入したトークンのほうがそのリターンが多くメリットも大きいといえます。
後で購入する場合には、様子を眺めながら安全性を確認して購入することができますが、その分だけ先行者メリットは享受できない可能性が高いということで、これは株式のIPOと似ている部分です。
後述しますが、FountainConnectでも早い段階のトークンにより有利なインセンティブが付与されていますので、発行側としても少しでも早いタイミングで信頼して投資してくれる投資家により有利となるように設定しています。
FountainConnect(ファウンテンコネクト)のICOスケジュールや今後のロードマップ
仮想通貨FountainConnectのICOスケジュールは、ステージ1・ステージ2・ステージ3と3段階で行われますが、ハードキャップ(HardCap)・ソフトキャップ(SoftCap)が設定されています。
ハードキャップ(HardCap)・ソフトキャップ(SoftCap)とは?
FountainConnectのICOスケジュールには各ステージごとにハードキャップとソフトキャップが設定されています。
- ハードキャップ(HardCap):ICOで調達予定の最大金額
- ソフトキャップ(SoftCap):ICOで調達予定の最小金額
ステージ1で説明すると、ステージ1のハードキャップは40,000,000ドルに設定されており、この金額がステージ1で調達できた場合にはICOは終了となります。
逆にステージ1でソフトキャップは4,000,000ドルと設定されていますが、この金額がステージ1で調達できなかった場合にはICOは中止されることになります。
仮に中止になった場合にはお金は投資家に返還されます。
こうなると、資金がそれほど集まらない場合には失敗する可能性が高いのではと考える人も多いでしょうが、FountainConnectでは資金調達額により事業展開が異なる設計となっていますので、多額の資金が調達できた場合とそうでない場合では事業規模が異なることになります。
FountainConnect(ファウンテンコネクト)のロードマップ
FountainConnectの事前登録は2018年1月12日17時からはじまりましたが、それ以降のロードマップは以下のようになります。
■ステージ1
2018年1月15日からスタートし目標調達額は1,000万ドルとなります。
最も早い段階での資金調達となりますのでインセンティブも優遇されており、調達額が大きいほどインセンティブは高くなります。
- 1,000万ドル調達時 30%
- 850万ドル調達時 25%
- 700万ドル調達時 20%
- 500万ドル調達時 15%
■ステージ2
2018年3月1日からスタートし目標調達額は1,250万ドルとなります。
- 1,250万ドル調達時 25%
- 900万ドル調達時 20%
- 700万ドル調達時 16%
- 500万ドル調達時 13%
■ステージ3
2018年4月15日からスタートし目標調達額は1,750万ドルとなります。
- 1,750万ドル調達時 20%
- 1,200万ドル調達時 16%
- 800万ドル調達時 13%
- 500万ドル調達時 10%
FountainConnectのホワイトペーパーを読んでみて将来性を期待する場合には、今回は400万ドルというソフトキャップがついていることもあり、ステージ1から投資するのが最もお得感はあります。
また、FountainConnectでは仮想通貨FTCトークンを発行し、1FTCトークンの価格がが3ドルになるように調整されます。
前述のように、最低購入額は0.00025BTCとなりますので、1BTC200万円としても最低購入額は500円からとなり、少額からでもICOに参加できるようになっています。
※ICOへの参加は自己責任でお願いします。
▼公式サイト▼
https://fountain-connect.com/jp/