ChainLinkという仮想通貨が存在することをご存知でしょうか。日本の取引所で売買されている銘柄ではないので、聞いたことが無い方が多いかと思いますが、ChainLinkは将来性が期待されており、世界中の企業から注目されている仮想通貨です。
2016年、各国の金融機関の幹部や関係者が出席する会議にて国際銀行間通信協会「SWIFT」と契約を結び、ブロックチェーンの実証実験を行う際に使用されたのがこのChainLinkという仮想通貨です。
金融機関から熱い視線を浴びているChainLinkとはいったいどのような歴史をもち、どのような特徴を持った仮想通貨なのでしょうか。簡単に紹介したいと思います。
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Contents
ChainLink(チェーンリンク/LINK)の歴史について
仮想通貨の誕生は2009年とまだ歴史は浅いですが、ビットコインをはじめ今では大変多くの仮想通貨が発行されています。
また認知度が上がっていく理由も様々で、仮想通貨の代表格ビットコインなんかは、違法サイトの決済手段として利用されたことをきっかけに、これだけ世の中に浸透したという経歴を持っています。
そこで、ChainLinkがどのような経緯で発行されたのか、どのような経歴をもつのか紹介したいと思います。
ChainLinkの開発
ChainLinkはSmartContract社により開発されました。EthereumBlockchainのERC20トークンです。外部データやAPI、銀行決済システムなどの需要なリソースにアクセスするためにミドルウェアとして開発されました。
2016年には、世界各国の金融機関に、金融メッセージ・クラウドサービスを提供しあらゆる国際決済を行っている「SWIFT」と契約を結び、ChainLinkを使ったブロックチェーンの実証実験を行い成功しています。
2017年9月19日から行われたICOでは、約36億円に到達して終了しています。
ChainLinkの基本情報
- 通貨名:ChainLink(チェーンリンク)
- 単位:LINK
- 公開日:2017年6月27日
- 最大供給量:1,000,000,000LINK(2017年10頃までのおおよその供給量:350,000,000LINK)
ChainLink(チェーンリンク/LINK)の特徴とは?
ICOで約36億円に到達したChainLinkは、その額から将来性があり、注目を浴びていることが伺えます。ChainLinkの特徴を簡単に紹介してみたいと思います。
ChainLinkの特徴
ChainLinkは、webアプリケーション、Paypal、API、銀行口座などの決済や市場データ、金融システムと、ビットコインやイーサリアム、HyperLedgerの3種類のスマートコントラクトを安全に監視可能に繋げるため、中間に入ってデータ処理を行えるという特徴を持ちます。
というのも、スマートコントラクトは外部のデータやAPIなどの外部リソースに接続できない性能であるため、ChainLinkが中間に入って接続を可能とするのです。
つまり、ブロックチェーンで繋がれていないものをChainLinkを利用して繋ぎ、そのブロックチェーンが持つ技術を活かすことが出来るようになるのです。
このように、既存の銀行決済システムに安全で瞬時、かつ監査可能な形で接続を可能とするため大変注目を浴びている仮想通貨です。今後、ChainLinkが決済システムに組み込まれることでプロセスの効率が上がり、経済の活性化につながることが期待されています。
LINKネットワーク
ChainLink利用して形成されるのが「LINKネットワーク」です。外部の主要なデータへのアクセス、オフチェーン支払い、その他のAPI機能を安全に提供することの出来る分散化Oracleネットワークとなります。
このネットワークを利用することでデータフィードや現地払いなどのサービス、LINKトークンと引き換えにスマートコントラクトに直接提供も可能となります。
『LINK』を取り扱っている主な取引所一覧
■国内取引所
- なし
■海外取引所
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