Byteballは、通貨や債務、株式などの譲渡可能な価値を表す任意のデータの改ざんをなくして格納できる分散システムです。
従来のブロックチェーンとは異なる、DAGという技術を採用していることが最大の特徴の一つであり、第三世代の仮想通貨と言われています。
Bitcoinやイーサリアムをはじめとするブロックチェーン技術が現在、大きな注目を集める中、DAG技術を使用したByteballは、ブロックチェーンのスケーラビリティに関わる問題を解決し、P2P保険やチャットやブラウザでの支払いなど、Fintechの流れをさらに加速させうる仮想通貨として、一部で大きな注目を集めています。
この記事では、知る人ぞ知る仮想通貨、Byteballの歴史とその特徴を説明します。
※『GBYTE』のチャート(2024年10月04日 19時43分時点)
Contents
Byteball(バイトボール/GBYTE)の歴史について
第三世代仮想通貨に分類されるByteballは、ロシア人のAnton Churyumov、通称Tonychによって作られた仮想通貨で、2014年に開発がスタートし、2016年にローンチされました。
Byteballでは前述のようにDAGという技術が使用されていますが、このDAG技術を用いた仮想通貨はsergio Demian Lernerによって2012年に既に構想され、2015年にDAGコインという名のDAG技術を用いた仮想通貨のホワイトペーパーが出されました。
Tonychは、sergio Demian Lernerとは別に独自にDAG技術を用いた仮想通貨を思いつき、Byteballのローンチまで至りました。
ファウンダーAnton Churyumov(Tonych)とは
Antony Churyumov、通称Tonychはロシア人の起業家であり、数学と科学PhDを取得しています。2001年まで科学者でしたが、最初のビジネスプロジェクトに参画する際にビジネスの世界の方がインパクトを与えうると思い、科学者をやめました。
最初のビジネスプロジェクト参画後、いくつものビジネスの立ち上げに関わり、いくつかは成功し、いくつかは失敗しました。また、現在も引き続き取り組んでいるものもあります。
以前までのビジネスは技術デザインや技術の実装に力点を置いていました。Byteballは、彼の初めて仮想通貨プロジェクトとなります。
Byteball(バイトボール/GBYTE)の特徴とは?
前述のように、Byteballの最大の特徴はDAG技術の採用です。DAG技術の採用により、Bitcoinでよく話題にされるマイニングが不要であり。取引手数料も安く、即時承認可能などブロックチェーンをさらに推し進める存在としてにわかに注目されています。
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一方で、マイニング作業がないことから、報酬や参加者の増加が問題であり、byteballではエアドロップという仕組みを用いて通貨の分散を図っています。
Byteballの用途としては、チャット支払いやP2P保険などが想定されています。例えばLINEでいくら送るか投稿するだけで送金が完了する、といったようなイメージです。
さらに匿名性の高いblackbyteという仕組みもあり、今後様々な展開が予想されます。
DAGとは?
DAGは、日本では有効非巡回グラフや有効非循環グラフと言われるもので、Directed acyclic graphの略称です。
従来のブロックチェーンが一つのブロックが繋がった1本のチェーンである一方で、DAGはつながりの方向に向きはあるものの、それぞれのブロックに何本ものチェーンを繋げることができます。
これによりbitcoinで問題とされるスケーリングの問題を解決するとともに、より多くのトランザクションの処理が可能となります。
エアドロップとは?
DAGでは、マイニングという作業が不要なため、通貨をどのように分配するかという問題があります。そのため、ユーザー数を増やしていくために行われています。
エアドロップの具体的な仕組みとしては、ByteballのホルダーかまたはByteballに紐づけられたbitcoinを持っていると無料で一定数のByteballが配布される仕組みです。
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エアドロップとは?エアドロップを行った有名な仮想通貨と情報の入手方法
配布のタイミングは満月の日に合わせられていることが多いです。現在、分配の仕組みをエアドロップからキャッシュバックに移行しつつあります。
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