BitSharesは、仮想通貨の取引が出来る総合的なプラットフォームを持つ仮想通貨です。
基軸通貨はBTSで表されますが、OpenLedgerという取引所がBitSharesウォレットに付属するので、ブロックチェーンにより裏付けられた非中央集権的な取引所を持っているわけです。
バックアップをしっかり取っておけば、取引所に預け入れた資産が第三者に不正に引き出される心配がありません。
ビットコインで起きたマウントゴックス事件のように、中央集権的な大手取引所に仮想通貨を預け入れることで、取引所自体に問題が発生すると、自らの預入資産が消失してしまう事態を招きます。
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ブロックチェーンによりロックアウトされた状態で無人管理されるBitSharesならば、自分のBitSharesウォレットをバックアップして失わない限りは、ブロックチェーンにより資産が保護されます。
※『BTS』のチャート(2024年10月04日 21時42分時点)
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2014年7月に公開されたBitSharesは、仮想通貨の中では老舗に属します。ビットコインが広く普及する中で、BitSharesはDACと呼ばれるdistributed autonomous companiesを目指している点が違うわけです。
日本語では分散型自立企業と直訳出来ますが、仮想通貨を中央集権的に管理せずに、ブロックチェーンによる分散管理を行なうことを目的としています。
大きな取引所で仮想通貨の売買を行なう必要が無く、個人間で直接取引出来る仕組みが採用されているので、他の仮想通貨だけでなく法定通貨の取引もBitSharesを介して可能です。
米ドルをBitSharesを介して取引する際には、BTSを担保としてBitUSDを生み出して取引を行えば良いわけです。
ゲートウェイに頼らない取引を実現している
BitSharesを取引する際には、ゲートウェイとなる取引所を介することなく、直接個人間売買が可能です。大きな取引所であっても、管理者がミスをすれば取引所が閉鎖されるリスクがあります。
実際にマウントゴックス社が閉鎖される以前から、中央集権型ゲートウェイに対して信用できないと考えている人にとって、BitSharesによる分散型管理システムは自己資産を守るために有効と考えられていました。
ブロックチェーンに資産を預ける仕組みを理解出来れば、いかに安全か分かるでしょう。
BitSharesでは、OpenLedgerという取引所の機能をBitSharesウォレットに含んでいます。全ての取引をブロックチェーンへ記録することで、中央集権的に管理する人を無くしてシステムによる自動管理が可能となるわけです。
何かトラブルが発生したとしても、ブロックチェーンを参照するだけで取引記録を確認出来るので、第三者による侵入や改竄被害が発生しません。
BitSharesウォレットを作成する際のバックアップ作業を忘れずに行い、バックアップを別途保管しておけば良いだけです。
ブラウザによるシステムクラッシュが発生した際には、バックアップから戻せばブロックチェーンを参照出来るので、バックアップさえあれば自己資産が消失するリスクが無くなります。
BitSharesは、BitSharesウォレットを利用することで、法定通貨の売買もBTSを担保とすれば可能です。法定通貨を取引する際には、USDならばBTSを担保としてBitUSDを生み出せば、売買可能となります。
BTSの価値は相場により変動するものの、USDとの相対的な価値が変わってもBitUSDはUSDと同価値です。プライベートコインを生み出すことにより、取引しやすい状況を生み、USDの空売りも可能となるわけです。
最終的にBitUSDを調達してBitSharesに返金すれば良いわけですが、あまりにもBTSの値下がりが激しい時には強制的に換金されるマージンコールが発生する可能性があります。
マージンコール発生時もシステムが自動的に行なうので、取引所ゲートウェイ会社が存在するわけではありません。
分散型金融ソリューションプラットフォーム
BitSharesのメインブロックチェーンを拡張して、BitSharesウォレットに記録することで、ブロックチェーンを拡張し続けます。
SmartCoinの発行を独自に行える機能があるので、BTSを担保として発行可能です。BitSharesは、仮想暗号通過の中でもアルトコインとして様々な仮想通貨を取引出来る仕組みを内包しています。
BTSを担保として他の仮想通貨や法定通貨を取引して、投資を行えるわけです。仮想通貨の相場変動は大きいので、最適なタイミングを自分で見極めて売却すれば、利益を得られるでしょう。中央集権的な取引所を介すことは、最初にBTSへ投資する時のみです。
DPOSを導入している
BitSharesでは、取引承認システムとしてDPOSを導入しています。20人前後のwitnessと呼ばれる立会人をBTS保有量に応じた投票により決めることが可能です。
ブロック生成間隔が約3秒と短く、100人を越える立会人の数では報酬額が大きくなりすぎる懸念から、20人前後の立会人で落ち着いています。
BitSharesネットワークでは、立会人・委員・労働者といった様々な役割を持つ人が関わっており、取引の証人だけでなく新機能の提案や実装に携わっています。DPOSが導入されているからこそ、ブロックチェーンによる取引履歴を分散管理出来るわけです。
『BTS』を取り扱っているオススメの取引所一覧
■国内取引所
- なし
■海外取引所
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