2段階認証とは?仮想通貨取引所やウォレットでは絶対に設定しよう!

ビットコインをはじめとする仮想通貨を手に入れるためには、仮想通貨を取り扱う取引所に登録する必要があります。

株式売買における証券口座と似たようなイメージであり、この取引所に日本円を入金し、ビットコインなどの仮想通貨を購入するという流れになります。

しかしながら、銀行などの国内の大手金融機関と比べて、特に海外の取引所のセキュリティは決して万全とは言えないのが現状です。

そして、不正アクセスよる、仮想通貨の不正送金事件も発生している一方で、海外取引所での事件では、なかなかきちんとした対応がなされないケースもあります。

では、自分の大切な資産を守るため、2段階認証とその使い方についてご説明していきます。

2段階認証とは?

2段階認証とは?
従来のインターネットにおける個人ログインページは、パスワードなどの1つのキーによって守られてきました。

しかしながら、パスワードはいったん破られると、それ以降は永久的に使い続けられる恐れもあり、パスワードを不正に取得する手口も増え続けています。

それをより強固にする2段階認証についてご説明していきます。

2段階認証の仕組み

2段階認証とは、ログインしようとしている端末とは異なる端末に、「今取引所にログインしようとしています」という確認をとることです。

例えば、自宅のパソコンで、仮想通貨の取引所にログインしようとすると、スマホに「今取引所にログインしようとしています」というメッセージが送られ、さらに「ログインを許可するなら次の番号をその端末で入力してください」という指示がきます。

つまり、スマホに送られてきた番号を入力しないと、自宅のパソコンで仮想通貨の取引所にログインできないのです。

2段階認証により不正の発覚も可能に

もし、誰かが他人のIDとパスワードを不正に入手して、別のパソコンから仮想通貨の取引所にログインしようとしても、本人のスマホに「今取引所にログインしようとしています」というメッセージが送られますので、不正にログインされていることに気付くこともできます。

しかも、相手は本人のスマホを持っていないので、ログインができません。

2段階認証のメリットとデメリット

2段階認証のメリットとデメリット
仮想通貨の取引所における、不正なログインを防止するには、2段階認証の利用がマストです。

これだけやっていても、100%とは言えないため、最低限のマナーと言ってもいいです。

しかし、ほとんどの仮想通貨の取引所では2段階認証は必須条件ではないため、やっていないという人も多いです。

2段階認証を使うことのメリットとデメリットについてご説明していきます。

2段階認証のメリット

2段階認証を利用することで、犯罪者によって仮想通貨の取引所へ不正にログインされたり、不正に送金されたりすることを防止することができます。

犯罪者が不正に仮想通貨の取引所へログインを行うための手法には、大きく分けて以下の2つがあります。

総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)、辞書攻撃(ディクショナリアタック)

この攻撃方法は、ログインをしたい対象アカウントのパスワードが分からないときに、とにかく球数で勝負して攻撃することです。

つまり、膨大な種類のパスワードの組み合わせにより、全てのマッチングにおいてログインを試行したり(総当たり攻撃)、あるいはパスワードとして利用されることが多いと予測される文字列を、パスワードとしてログインを試行する(辞書攻撃)方法です。

ログインの試行回数が3回までといったように制限が掛けられていればいいですが、仮にログイン試行回数に制限を設けていない取引所であれば、この方法により不正ログインが成功してしまう可能性があります。

しかも、メールアドレスをSNS上に公開していたり、他のネットサービスに登録しているメールアドレスであれば、不正に取得されている可能性があります。

アカウントリスト攻撃

アカウントリスト攻撃とは、他のサービスで利用しているアカウントとパスワードの組み合わせが、すでに外部に漏れている場合の攻撃方法です。

大手教育会社をはじめとして、日々、非常に多くの情報漏洩事件が報じられていますが、情報漏洩によって、漏洩しているアカウントとパスワードの組み合わせにより、不正ログインを試行するのがアカウントリスト攻撃です。

2段階認証のデメリット

2段階認証を行った場合、仮想通貨の取引所へログインするためにはアカウント名とパスワードの他に、スマートフォンやタブレットなど、2段階認証を行うために登録を行った端末が必要になります。

そこで、2段階認証の登録を行った端末が盗難にあったり、紛失や故障したりすると、自分自身でもログイン不可能になってしまいます。

そうした場合は、仮想通貨の取引所に連絡して、ログインするための方法を確認する手間が必要になり、英語しか対応していないことも考えられるため、利便性としては落ちることになります。

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