仮想通貨は非常に値動きが大きく、ニュースなどに敏感に反応することがあります。
長期のトレードだけでなく短期のトレードで利益をあげることも可能で、資金が集まりやすく、値動きが激しい理由にもなっています。
一方で、短期トレードと長期トレードにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
しっかりと理解しておかないと損失が出てしまう可能性や、大きなリスクになってしまう場合があるのです。
値動きが激しい分振り回されてしまうとマイナスが出やすくなることを踏まえ、自分のスタイルに合った取引方法を選ぶ必要があります。
また、投資可能な仮想通貨の種類によってもリターンの出やすさが異なるため、あわせて理解が必要になります。
Contents
短期のトレードは損失を出しやすくなる点に注意
お金を稼ぐのであれば、素早く、しかも大きな儲けがほしくなるものです。
短期トレードは短い取引期間で収益をあげる方法で、1日の値動きで損益を出すデイトレードなどの手法も有名です。
注意したいのは、仮想通貨の取引手数料は取引額に応じた割合で算出されることが多い点です。購入時と売却時の両方に手数料がかかるため、両方の手数料以上の値動きがなければ損失が出る形になります。
購入と売却の双方の手数料を合わせると取引額の3%程度の金額になるケースが多く、1日で収益をあげるのが難しいことがわかります。
短期トレードでも数日から数週間程度のスパンで考えるか、FXなどの取引手法を加えて総合的に考えなければ損失が出やすくなるのです。
デイトレードなどの超短期取引は難しい
短期トレードのメリットは、値動きに敏感に反応できるため、うまくタイミングがかみ合えば短期間で大きな利益をあげられることです。一方で、タイミングを誤ると損失が膨らむ可能性が高く、買い時や売り時を逃してしまいがちです。
初歩的なヒューマンエラーや判断ミスも絡んでしまうため、誤差を防ぐためにプログラムやAIを利用したシステムトレードを持ち込む人も珍しくなくなっています。
手数料の関係からデイトレードなど超短期で収益をあげるのが難しいのも特長で、事前にどの程度の価格差で収益が出るかはしっかりと確認しておく必要があります。
取引所による価格の違いの確認が必要です。
短期トレードならFXが視野に入る
仮想通貨を使った現物のトレードで利益をあげることは難しくなっていますが、FXの場合は取引手数料が安めになっています。
▼関連記事▼
仮想通貨FXとは?取引所によってはレバレッジをかけて取引が可能
価値が上がったときだけでなく、価値が下がったときに収益が上がるようにすることも可能です。
注意点は自分の値動きと逆の値動きがあった場合に、一気に損失が膨らむ可能性があることです。取引スタイルによっては預け金以上のマイナスが生じる可能性があるため、借金ができないようにリスクを管理する必要があります。
長期トレードは売り時を逃がすこともある
長期トレードは数ヶ月や年単位で取引を行う手法で、価値の差が大きく出やすいのが特長です。仮想通貨は年初と比べて数十倍、数百倍の値がつくケースもあり、長期トレードを中心に投資を行う人もいます。
利益を最大化しやすいのが長期トレードのメリットです。
長期トレードのデメリットは、日ごろ値動きを追わないとトレンドに乗り遅れることがあることです。仮想通貨にはトレンドがあり、一気に価値が上がることもあれば、下落することもあります。
特に下落時の影響は大きく、セキュリティ上の欠陥など重大な設計ミスが見つかった場合は大赤字になる可能性が出てきます。
長期トレードのつもりが放置していて忘れてしまうというケースは良くあることのため、無価値になっても問題がない金額にするなどリスクへの備えも重要になります。
価値を大きく上げたいのであれば長期トレードの方がプラスに
長期トレードのメリットは、価値が数倍数十倍になるような大きな収益があがるケースがあることです。
また、取引階数自体が少なくなるため、手数料の支払いによる損失が起こりにくくなります。成長性が見込める仮想通貨に投資する場合は、長期トレードの方が利益を出しやすくなるのです。
ただし、仮想通貨は価値の急上昇や急下落が珍しくなく、価格の変化に敏感にならないと売り時や買い時を逃がす可能性が出てきます。
あまり価格に振り回されると短期トレードと代わらなくなるため、特性を知った上で自分の意識をコントロールしなければならないケースも出てきます。
国内取引所で爆益を手にするのは難しい
仮想通貨の魅力の一つに、価値が数百倍、数千倍など桁外れの成長を見せる点があげられます。
ただし、国内取引所で爆発的な利益をあげることは難しいことに理解が必要です。国内の仮想通貨取引所はある程度実績がある仮想通貨を扱うため、価値の急上昇が見込めるような新しい仮想通貨が入り辛いのです。
また、仮想通貨の種類自体が増え続けていて、埋もれていくものが珍しくないのもポイントになります。
ある程度の利益で妥協できない場合は海外取引所を含めた分散投資が中心になり、トレード時のトラブルの確率なども高まってしまうのです。
安定性とのバランスをとることも大切になってきます。