仮想通貨には、ビットコインとそれ以外のアルトコインがあります。アルトコインの中には、イーサリアムのように既に世界中で広く利用されている仮想通貨だけでなく、新しくプログラミングされた仮想通貨が日々作られているわけです。
新しく開発された仮想通貨は、開発者だけが持っていても流通性や資産価値が上がりませんが、取引所へ上場することで流通性が高まります。新登場したアルトコインを欲しいと思っていても、誰が保有しているのか分からなければ直接取引は出来ません。
取引所へ上場すれば、該当する仮想通貨を売買したいと考えている人が集まる分だけ、取引が活発化されて結果的に価格が上昇するわけです。
また、取引所へ上場などのニュースは瞬く間に広まるので世界の投資家がこぞって注目し、価値が高まる傾向にあります。
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取引所は世界中に存在している
日本国内では、コインチェックという仮想通貨の取引所がありますが、金融庁の審査が必要となったことから取引所の数はまだまだ少ないのが現状です。
日本国内では有名なコインチェックであっても、取り扱っている仮想通貨の数は13種類程度となっていて、順次取扱数が増えると予想されています。これは国内では多い方です。
しかし、アルトコインの数は2017年12月時点で1300種類を超えており、コインチェックが取り扱っている通貨は全体の100分の1にも満たないのです。
取引所では、個人投資家だけでなく大規模な企業も参加している大手だけでなく、開発間もない仮想通貨ばかりを扱っている取引所も存在します。
仮想通貨がどの取引所へ上場するか決める際には、開発者の戦略が影響しています。
小規模な取引所からスタートする
名前が知られた開発者やCEOが立ち上げメンバーに名を連ねていなければ、最初に上場する取引所は比較的小規模な取引所となるでしょう。
複数の取引所へ上場することも出来ますが、中規模または大規模な取引所へ上場するためには、取引所の審査に通過しなければなりません。
小規模な取引所へ参加している投資家の数は、大規模な取引所ほど多くは無いので、今後の可能性に対して投資する意味合いが強くなるわけです。
大規模な取引所は信頼性が高い
大規模な取引所への上場は、多くの投資家の目に入る結果となるので、売買注文量が多くなります。
最初から大規模な取引所へ上場出来るアルトコインは、既に世界的に大規模な取引が行われているビットコインやイーサリアムといった人気が高い仮想通貨の上場に携わったメンバーがCEOやCOO参加しているかプロデュースに名を連ねている必要があるでしょう。
取引量が大きな取引所ほど、外部からの不正アクセスに対して厳重な対策を施しているので、安心して取引が可能です。
仮想通貨は複数回上場出来る
仮想通貨として大規模な取引所への上場が出来れば、以後はどの取引所への上場が行われているか気にする必要はなくなります。
取引量が増大するほど、仮想通貨の需要が高くなるので、結果的に値上がりするわけです。
仮想通貨の総発行枚数が予め決められているかどうかは、仮想通貨の設計時点で決められているので、既に十分な発行枚数がある状態ならば、大手取引所でも取扱が可能なはずです。
しかし、需要と供給のバランスから知名度が低く人気が高まっていない仮想通貨は、小規模な取引所へ最初に上場して値上がりし、次に中規模取引所へ再上場するという流れとなります。
購入者が利益を挙げられた際には、仮想通貨の人気が高まるので、最終的に大規模な取引所へ上場を目指せるわけです。
仮想通貨の特性に合わせた取引所を選ぶ
仮想通貨の上場は、取引所ごとに行われるので、株式市場の上場よりも多くの取引所で取扱い開始となる可能性を秘めています。
取引所側がどの仮想通貨を上場させ続けるか判断出来るわけです。規模の大小はあるものの、取引所は仮想通貨を預かり保管する役目も担っているので、大規模な取引所ほど狙われやすくセキュリティーを強固にしなければなりません。
仮想通貨の購入者は、取引所にアカウントを開設して仮想通貨売買を行なうだけでなく、自身のハードウェアウォレットに購入した仮想通貨を移動させることも出来ます。
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仮想通貨におけるウォレットとは?オンラインウォレットとハードウェアウォレットの違いについて
取引所から自分のハードウェアウォレットへ移動させる際には、送金手数料が必要となるものの、ハッキング被害には遭わないわけです。
すぐに売却する予定ならば、取引所保管としたまま売買を行えば良いでしょう。
不人気な仮想通貨は取引所上場廃止となることもある
取引量に応じた送金手数料と売買手数料が、取引所の利益となります。明らかに取引量が減少した仮想通貨を上場させ続けるよりも、勢いがある仮想通貨を取り扱った方が利益を増やせます。
希望の大小に関わらず、多くの取引所へ上場されている仮想通貨がある一方で、取引量が激減した仮想通貨は上場廃止となるケースもあるわけです。
仮想通貨の上場は、取引量と流通量を拡大させる段階で次々に行われるものですから、結果的に上場すれば期待値も込めて買い注文が入る分だけ値上がりするわけです。
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