仮想通貨が浸透するにつれて仮想通貨に対する投資が身近になりました。金融商品への投資に対し一般市民の抵抗感がなったといえるでしょう。
そういった意味合いでも2017年は日本における金融商品への投資元年といっても過言ではないと考えられます。
一般投資家の増加に伴い仮想通貨ビジネスに参入する企業も飛躍的に増加しました。
このことを受けて政府は次の2つの法改訂を行いました。
- 資金決済法の改訂
- 銀行法への暗号(仮想)通貨の追加
資金決済法の改訂から仮想通貨取引に対する消費税が非課税となったのは記憶に新しいといえるでしょう。
同時に銀行法への暗号(仮想)通貨の追加に伴い金融庁は仮想通貨取扱所を登録制とし、次の条件をクリアできる仮想通貨取扱所を公認することになりました。
■暗号(仮想)通貨取引を取扱う事業所は銀行や金融機関と同等レベルの管理を行うこと
- 仮想通貨取引には必ず本人確認が必要となること
- 顧客が預け入れた資産を事業所の事業資金と別けて管理すること
上記の条件をクリアすることを義務付けられ、金融庁の公認を受けた仮想通貨取扱所のみが仮想通貨取引を取扱えることになることで、利用者の安全性が向上すると考えられます。
金融庁の公認を受けた仮想通貨取扱所のみが仮想通貨取引を取扱えることになることで、利用者の安全性が向上すると考えられます。
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2017年9月末に発表された11社の公認事業所には入っていなかったものの、17社が継続審議中とのことです。
次回の発表時には公認事業所に名を連ねると思われる「みんなのビットコイン」を紹介します。
Contents
みんなのビットコインの主な特徴と登録の流れ
積極的にFXトレードサービスを推し進めるトレイダーズ証券を有するトレイダーズホールディングスと仮想通貨取引所QUOINEXを運営するQUOINE株式会社との業務提携で、みんなのビットコインは2017年3月末にサービスを開始しました。
FXトレーディングを運営するノウハウで開発したパソコン版取引ツール「BTトレーダー」を使用する取引はインストール不要で誰でも利用することができ、毎秒100万取引処理が可能な高速取引エンジンで値動きの激しい仮想通貨取引を支えます。
また社会問題となりつつある不正アクセスへの対応として次の対策を取っています。
■不正アクセスの検知
普段利用されていないIPからのアクセスがあった場合、メールで通史されます。
■出金時の2段階承認
出金時には登録されたメールアドレスを用いた2段階承認を採用しています。
■口座のチェック
サイト内の口座が正しく安全な状態であるかを最低でも1回/日確認し、すべてのアカウントに検証をかけているようです。このことで口座の残高操作などの齟齬を検知し悪質な帳簿操作を防ぎます。
■SSL暗号化通信を採用
顧客との通信はSSL暗号化通信で行い、第三者への情報漏洩を防ぎます。
このようにみんなのビットコインは快適で迅速な仮想通貨取引環境を提供すると共に、不正アクセス対策にも十分に力を入れていることが感じられます。
仮想通貨取引所みんなのビットコインで取扱われる仮想通貨銘柄は?
現在みんなのビットコインで取り扱われている仮想通貨3銘柄は次のとおりです。
仮想通貨の王道ビットコインとアルトコインの時価総額ランキング上位にランクインする2銘柄だけの取り扱いは、堅実な投資をサポートするというみんなのビットコインの意思表示にも感じられます。
みんなのビットコインで行える仮想通貨取引と通貨ペアは?
みんなのビットコインで行える仮想通貨取引は次のとおりです。
- 現物取引:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ
- レバレッジ取引:ビットコイン、イーサリアム
仮想通貨取引の際にみんなのビットコインが取り扱う通貨ペアは次のとおりです。
■現物取引
BTC/JPY、BTC/USD、BTC/EUR、BTC/AUD、BTC/SGD、BTC/HKD、BTC/CNY、BTC/IDR、BTC/PHP、BTC/INR、ETH/JPY、ETH/BTC、ETH/USD、ETH/EUR、BCH/JPY、BCH/USD、BCH/SGD
■レバレッジ取引
BTC/JPY、BTC/USD、BTC/EUR、BTC/AUD、BTC/SGD、BTC/HKD、BTC/CNY、BTC/IDR、BTC/PHP、BTC/INR、ETH/JPY、ETH/BTC
仮想通貨取引所みんなのビットコインへの登録の流れは?
銀行法の規制を受けることになった仮想通貨取引には本人確認書類の提出が必須となりました。これはどこの仮想通貨取引所も同じ条件なので、致し方ないと言えるでしょう。
それ以外のみんなのビットコインで仮想通貨取引を行うために必要となる取引口座開設は非常に簡単です。
- みんなのビットコイン公式サイト内の新規登録画面で必要情報を入力する。
- 登録メールアドレスに届く確認用メール内のリンクからログインして登録完了。
- 本人確認書類をアップする。
- 本人確認書類内の住所に届くはがきを受け取る。
- 新規口座開設完了
簡単な5ステップでみんなのビットコインで仮想通貨取引を行うことができます。
みんなのビットコインの入金方法(手数料など)と提携銀行について
みんなのビットコインに取引口座を開設したあとは、実際に仮想通貨取引への準備が始まります。
みんなのビットコインの指定口座に法定通貨の振り込みを行い、それが公式サイト内の取引アカウントに反映された時点で振り込んだ金額内で仮想通貨の購入が可能となります。
みんなのビットコイン指定口座への振込みは次の方法で行えます。
- 金融機関窓口からの振込
- ATMを使用した振込
- インターネットバンキングでの振込
このなかで最もリーズナブルなのが、インターネットバンキングからの振込みだと考えられます。振込先の銀行名や口座番号は公式サイト内で公開されています。
入金に対するみんなのビットコインの手数料は無料となっていますが、銀行手数料は本人負担となります。
また出金時には500円の出金手数料が発生します。
仮想通貨取扱所みんなのビットコインの提携銀行は?
みんなのビットコイン内では仮想通貨取引を行うとといっても、日常生活ではまだまだ法定通貨が必要となります。
仮想通貨取引開始後はみんなのビットコインとの出入金のやり取りを行う機会が増えます。
みんなのビットコインの提携銀行は次の4行です。
- 住信SBIネット銀行
- 静岡銀行
- 東京スター銀行
- ゆうちょ銀行
住信SBIネット銀行を利用すれば自行内振込が無料で行えるのでみんなのビットコインに対する出入金が増えるほどお得に利用できるといえるでしょう。
みんなのビットコインの取引手数料について
みんなのビットコイン内で仮想通貨取引を行った場合に発生する取引手数料は次のとおりです。
- 現物取引(BTC/JPY:0円(無料)、BTC/JPY以外:約定金額の0.25%)
- レバレッジ取引(BTC/JPY:0円(無料)、BTC/JPY以外:約定金額の0.25%)
レバレッジ取引の場合新規に建玉を保有した際と、建玉を翌日に繰り越す場合、約定額の0.25%のポジション料が発生します。
それ以外に料金が発生しないことから、みんなのビットコインは非常にリーズナブルに仮想通貨取引を行える仮想通貨取扱所だといえます。
特にビットコインの取引を検討している方には現物取引、レバレッジ取引供に取引手数料無料である点は非常に大きいといえるでしょう。
他のアルトコイン取引を検討している方にとっては、他の仮想通貨取引所が魅力的に写ってしまうかもしれません。
しかし、冒頭で紹介した金融庁の公認取引所の関係もありますので、あまりにも手数料が安いまたは無料ばかりの仮想通貨取引所は警戒する必要があるかもしれません。
みんなのビットコインを利用する際の注意点について
みんなのビットコインは、セキュリティ面や取引手数料などの面で他と比べても劣っている点はないと言えます。
しかし、何が起こるか分からない仮想通貨の世界ですから、取引所破綻のリスク、FXなどでの資金の消失のリスクなどは自身でしっかりと管理する必要があります。
さすがに、取引所がいきなり無くなるということはないと思いますが、取引所が出すお知らせなどには常に目を配っておいた方が賢明です。
最近では、TwitterやFacebookなどのSNSで情報を容易に集めることができるので是非ご覧になってみてください。
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